宮台真司 爛熟期の社会には新たなテクノロジーよりも求められるものがある。
ABEMA TVにて放送された
土曜THE NIGHTにおける宮台真司の提言を書き留めた。
宮台「
1970年代においては、テレビが家に来ただけで大ニュースだった。幼少の頃の宮台少年は、テレビ記念日を設けていたくらいだった。
しかし、iphoneを世に送り出したスティーブ・ジョブズが死んで以来、テクノロジーによる大きな世界の変革は起きていない。
あるのは、コミュニケーションにけるイノベーションだ。Facebookやラインや初期のころであれば、スカイプだろう。」
筆者SUNの意見
最近ではVRも開発されている。よく言われているハードの時代からソフトの時代に移った、という趣旨のことを宮台は述べている。しかし、本当にソフトの時代になったのだろうか。ハードはもう進歩しないのだろうか。技術的な臨界点を迎えると瞬く間にドッドコムバブルのように、コンピュータがパーソナライズされて爆発的に世界に普及したりする。
そのバブルが終わるたびに人間は、同趣旨のことを述べる。もうイノベーションは無いんだと。産業革命が起こった17世紀のイギリスにおいても、恐らく同趣旨の発言がなされていたに違いない。
連続的な成長ではなく非連続的な成長をもたらす、全く新しいテクノロジーを生み出すことは難しいのか?
これもまた、想像力の欠如だと思う。Facebookもiphoneも、既にあった技術の扱い方の問題だった。
そこにあったのは、一人の人間の、アイデアと技術と勇気だ。
スティーブジョブズも以下のことを言っている。
「恋のライバルが、バラを10本送ったら、君は15本送るかい?」
右へならへの日本人がジョブズから学ぶことは多いと思う。僕が読んだジョブズの本(10冊程度)の中で最も感銘を受けた本が「ジョブズはなぜ石ころからダイヤモンドになったのか」である。
高校時代の親友にも、これを貸して読んでもらった。
時価総額世界一の企業を作り上げた偉人のパーソナリティがわかりやすく書かれてる。僕のバイブルの中の一冊だ。